奇妙な夢を見た。

夢の中で俺は、
ただひたすら空を仰いでいた。

学園ドラマ短編集
「似たもの同士」


-永遠なんて信じて無いくせに。-


表紙
*1cc企画について

*コミカライズ
   (F11鑑賞推奨)


*原作

*頂き物

*あとがき















































1cc企画について


−1cc−


 1cc=1ワン Cutカット Comicalizeコミカライズの略。
 オリジナル小説のワンシーンをコミカライズ(漫画化)しようという企画である。

+歴史+

 2007.08.15 サイト開設
 2007.08.15〜08.25 原作参加受付
 2007.08.15〜08.30 作画参加受付 
 2007.08.27〜09.05 原作投票(企画作品と作画者推薦作品の2点) 
 2007.10.10 漫画発表
 2007.11.30 公開終了(サイト閉鎖)


  
 企画者:1cc管理者様 


 ※この企画は既に終了しています。

















































コミカライズ 作画者:つみれ様


*クリックすると進みます。


-つみれ様より頂いたコメント-

 つみれです。
 今回、ソラノムクロさんの短編を漫画化させて頂きました。
 ちょっとシュールで心理的な描写が多い文章だったにも関わらず、思いっきりリアルな構図と展開にしてしまい、大変ビクビクしています。
 それでも、この短編を読んだ時、ネーム(台詞回し)からコマ割りまで一気に浮かび、その勢いのまま漫画化しました。

-本当にありがとうございます。つみれ様のコミカライズ、大胆さに感動しています。また企画終了後も大変ご迷惑をおかけしました。こんな骸に付き合ってくださったつみれ様の人柄にも、選んでいただけたことにも合わせてさらにお礼を申し上げさせていただきます。本当にありがとうございました。 ソラノムクロ-















































永遠なんて信じて無いくせに。 原作者:ソラノムクロ


-区別あるものは区別がつきにくい-


 奇妙な夢を見た。

 夢の中で俺は、ただひたすら空を仰いでいた。

 「何してるんだ?」と俺が聞くと、
「酸素を集めてるんだ」と俺が答えた。

 雑踏の中に立ちつくして、他人が吸い込み残したごくわずかな酸素を集めてるんだと俺は言った。

 「何でそんな事してんだ?」と俺が聞くと、
俺はあきれて「酸素がないと死ぬ体だからだ。」と答えた。

 俺は納得して「じゃぁ、仕方ないな」と言った。
そしたら俺も納得して「仕方ないんだ。」と答えた。

 そして俺はその世界から居なくなった。



 だけど果たしてそれが夢だったのか。
 現実の俺だって、生きていく事だけで息が詰まりそうなのだから…



+end+
2006.03.29
















































頂き物 作画者:並木塩


-企画終了後の頂き物-


 企画終了後、作画者&原作者集いの掲示板で並木様より頂きました。
 個人的にコメントを貰う事は無いだろう。その判断の元、企画公開が終了するまでまったくノーチェックだった訳ですが…
 危ないところでした。まさかこんな素敵なものを頂いていたとは!!
 何度も鬱陶しいぐらいに言いますが、本当にありがとうございます。
 一人の方に選んでいただけただけでも光栄ですのに、わざわざ企画の外で描いてくださるとは!!
 それに、原作の方にも目を留めていただいていたみたいで…感動です。「文章が好み」とまで言っていただいて、冥利に尽きます!
 次回もし御縁が合いましたら是非よろしくお願いいたします!!!

2007.12.07 ソラノムクロ
感動を飛び散らせながら。

 

2007.10.14に投稿頂きました。
















































あとがき


-この世のすべては1%の幸運に頼って生きている。-


 企画に参加した時点で原作の出品数が異様に多く、“嗚呼…この中から原作者数より数の少ない作画者さんが選ぶのだから、きっと無理だな”と思ったのを覚えています。
 本気で選ばれないと思っていましたが、でも心のどこかで少しは…“一人ぐらい目に留めてくれてもいいんじゃね?”とも思っていました。(笑)
 世の中はそんな小さな甘い希望を打ち砕くのが大得意です。
 ま、期待するだけ落ち込むともわかっていました。
 が、
 選ばれた作品の中に、自分の作品があったときは本当に鼓動が止まるぐらい驚きました。
 “「神」か?!!この人は「神」なのか!!”と訳のわからない言葉も呟いた位驚きました。

 コミカライズに当たって、まったくと言って良いほど指示は出しませんでした。出しても「うちはこう思ってますが…自由にやっちゃってください」という指示ぐらいで…
 ぶっちゃけ、自分の作品がどうイメージ化されるのかに期待していたんです。
 イメージ通りとか、違うとかそんな事は関係なく。どんな風に見られているのかが純粋に気になったっと言う感じですか?
 公開日に作品を見て、選んでもらえて本当によかったと実感しました。
 こんなにも自分の作品が丁寧に扱われているなどとは…
 遊びでも遊びでなく。
 最後のネクタイを緩めるシーンなんかも、本来は文字のあるシーンですが上手く表現されていて“やられたっ”“うまいっ”と思いましたね。悔しかったです。
 自分では、これは思いつかなかった…。
 そんな感じです。
 悔しくもあり、うれしくもあり、勉強にもなりました。
 この企画を見つけたのは偶然でしたが、思い切って参加してみて良かったと思います。
 せずにする後悔より、ずっと有意義でした。
 企画者の方、参加者の方、お疲れ様でした。
 こんなところから言ってみたり(笑)
 そして、私の作品を選んでいただいたつみれ様(この企画にあたり色々ご迷惑をおかけしました)、気に留めてくださった並木様(いつまでもコメントに気づかず失礼しました)。本当にありがとうございました。
 おかげさまで、まだもう少し書いていけそうな気がします。
 またどこかで御縁が合えば、是非ともよろしくお願いいたします。


 こんなに長くてダラダラした文章を書くつもりは無かったのに…
 気付けば読むのも鬱陶しい量になってしまいました。
 けれど、入りきれない感謝の気持ちでいっぱいいっぱいです。


 ありがとうございました。


皆様に友愛と息災と成功を。
2007.12.07
ソラノムクロでした。





 追伸:ここまで読んでくださってありがとうございます。